心もあたたまる シナモンロール!! |

去年から なんとなく HYGGE【ヒュッゲ】 という言葉をフランスでも目にする機会が多くなりました。
うちはフランス×日本にデンマーク文化もミックスしているんで、北欧文化に敏感なせいか、さらに気になるのかもしれません。
日本では 北欧デザインやライフスタイルが以前から紹介されて、多くの根強いファンがいたりするのですが、フランスでも?
今回はアメリカやイギリスのブームがフランスにも上陸したという次第。
やはりシンプルでナチュラル、ゆったり&ほっこりしているところに 皆が癒しを求めているのでしょうね。
現代フランス人だって けっこうストレスを抱えているはず。
家族や仲間との団欒を大切にしているデンマーク人のスローライフのイメージに憧れているのでしょうか。
例えば こんな感じ。
ずっと前だったら考えられなかったけど、こうやって北欧デンマーク文化が,ほぼストレスフリー、個人主義、好きにやるっ&自国の文化大好きフランス人に秘かに流行る時代になったことに少し驚いてます。
[世界一幸福の国]と自分たちで思えているデンマーク人。
多くのフランス人がそんな幸福な国や同じ環境で住んだとしても、絶対に満足しないことでしょう。日照時間が短すぎるーとかシンプル過ぎてつまらないわーってなんてすぐに愚痴がでそう。
でも幸せだって自分で思えた勝ちだと思います。単純でも小さな幸せを見つけられる体質に変えていったら、どんなに心も体もほっこり満たされることでしょうか。
体[お腹]のほうも、暖かい気持ちを満たしてくれるものを欲しがっています。
何度焼いても、また食べたくなっちゃうシナモンロール。
まだ子供たちが小さいとき、しばし通っていたマレ地区のinstitit suédois。とても居心地がよく、こじんまりとしたカフェテリアは [スウェーデンらしくほぼイケアっぽい内装でしたが]、お高くとまっていないし、中庭があって子供連れにありがたいところ。 お友達とお茶をしながら子供たちを中庭で遊ばせれるし、飽きれば道の向かいには公共のミニ公園もあり、なかなか使えるスポットでした。パリはやはり大人の街。小さい子供向きではなかったのは確か。
去年前を通ったら、門にガードマンが立っていて、そういうご時世に悲しくなりましたが・・・。
そのカフェテリアでいつも迷わずに選んでいたのがシナモンロール。
そんなわけで シナモンロール=あー懐かしい、ベビーカーを押していたころのパリ時代という系図に。
時々シナモンロールを作りながら、パリのベビーカー時代を思いだしています。かなり大変ではあったけどお友達にも助けられ、楽しんで子育てした思い出が浮かびます。そしてシナモンの香りで心まで満たされるのでした。
シナモンロール 12個分くらい [自分ち用なので大きなグラタン皿に入れて焼きます。飾りのアイシングもなしです。]
ドライイースト 一袋 8グラムくらい
砂糖 大さじ 4
塩 小さじ 1
牛乳 300mℓ ぬるめ
薄力粉 500グラム
バター80グラム *室温に戻して、1センチのサイコロ上に切っておく。
バター 90グラム *とかす
砂糖 150グラム *ここではカソナードを使用
シナモンパウダー 小さじ2-4 *ここでは大さじ4
炒ったクルミ 60-80グラム *ここでは80グラム
作り方
1 大きなボールにドライイースト、砂糖、塩、牛乳をいれて、濡れ布巾をかけて、30℃のオーブンにいれて、15分-30分ほどおく。
2 ボールをオーブンから取り出し、薄力粉、バターを加えて、よく混ぜて まとめる。
3 30度のオーブンに再び濡れ布巾をかけた2のボールをいれて、最低1時間ねかす。1.5倍は膨らむはず。
4 生地をふたたびこねて空気を抜き、棒で平たくのばして、長方形にする。*オーブンペーパーを敷くと便利。
5 溶かしバターに砂糖、シナモンパウダーをいれてよくまぜたものを、4の生地にぬる。 炒ったクルミをふりかける。
6 ロールケーキのようにくるっと巻いて、厚さ1.5-2センチに切る。
7 大きなグラタン皿またはオーブン皿に1センチくらい間隔をあけて詰める。*オーブンペーパーを敷いてもいい。
8 再び30℃のオーブンまたは暖房の近くに濡れ布巾をかけた7の皿を置いて1時間ほど寝かす。
9 180℃に熱したオーブンで15-20分ほど焼く。
次の朝も美味しい。たくさん焼くと4人家族でも残りがあって、次の日が待ち遠しくなります。
