2025年 02月 02日
やっと洪水の危機を乗り越え、2月です。そして手作りシュークルート |
キンキンの冬の晴れ日が続いて、暖房はしっかりしないといけないけど、太陽の日差しが気持ちい日々。湿気の多いこの地方、冬は比較的温暖なのですが、なにせ晴れない。肌にピリッとはきますが、放射冷却 大歓迎。
ところが1月下旬から嵐がやってきて、一週間雨が続き、今回 これは危ないかもしれないレベルまでになりました。
うちから北へ30キロの県境の川が氾濫して、レンヌにかけてその川周辺の街甚大な被害がありました。
うちは割と低地なので、高い位置にある村の中心地からどっと雨水が流れてくる。
こんな時 奇人の言葉を思い出し出します。
家の引越しを済ませ、まだ希望に満ち溢れていた5年前の夏。中世の世捨て人のような風貌の老人が木の棒をついて、よたよたと敷地内を歩いている。あたかも自分の道のように。
もう1度脱いだら形状を留めていないであろう虫食いだらけの木綿の肌着(中世風)を着て、もうこれは映画の 「les visiteurs おかしなおかしな訪問者」に出てくるジャックイユか!と家族みんなどん引き状態でした。

かなり昔の映画になりましたが C.クラヴィエの怪演が脳裏にこびりついて忘れられない...。
彼曰く、"以前ここは水害で陸の孤島のようになってしまったことがある。また起こりうるから気をつけるのじゃ" なんて言ってくる。
ついに念願の農地を見つけて南からわざわざ引っ越ししてきたところに、ええっ?!って面食らいましたが、まあ話半分聞いておこうというくらいで聞き流していました。
彼はどうやら前の故オーナーの従兄弟あたりらしいのですが(自己申告), こんな世捨て人風のご老人、 それ以来見かけたこともなく、何処に住んでいるのも不明なままでした。一体なんだったんだろう...。
家の周辺
幸い数年前の治水工事のおかげで、彼の予言?のように完全に陸の孤島にはならなかったのですが、あと2日雨が降ったらどうなっていたかわかりません。
さてと 危機を脱出して2025年最初の投稿。
この秋冬から シュークルート作りをしています。
せっかくシュークルートをつける壺があるからもったいない。
でもすごく重いのです。
南の青空マーケットで仏語がたどたどしいドイツ人夫婦から購入。新品。
南で試した時は、冬でも高温なのか、発酵し過ぎて失敗。
南では冬でも穏やかな気候で、シュークルート食べたい欲がわかず、お世話を怠っていたのもありますが...。 やはりシュークルートって寒い時にあったまる、「おでん」のような存在ですから。
その後 壺は味噌作りに使っていましたが、今回 またやろうという気持ちが再燃して、やっと壺も本来の目的に使われる運びになりました。
キャベツの重さの1から2%の塩分の塩でよくもみます。
塩はゲランドの塩。
キャベツはスライサーで。
ただ想像がたくましい私は、スライサーの残忍な刃を見るだけでゾクゾク悪寒がするので、オットーにやってもらいます。
重しをして1ヶ月。
キャベツ一玉分(1.5キロ)の生シュークルート。
余分な水を切って 大きな鍋にジュニパーベリー、ビール250cc、白ワイン200ccを入れて 圧力鍋でやや中火で10-15分ほど圧をかけた後放置。
白ワインは料理酒だとちょっと寂しいのでアルザスもので。(どうせ残りはアペロで飲むので問題なし)ピノ ブラン、シルヴァネールなど。
レシピでは3時間 弱火で煮込むらしいのですが、それ無理ということで圧力鍋使用です。
これは生シュークルート(choucroute crue) を煮込むのですが、これが面倒で お肉屋さんやおかずやさんで すでに煮込んであるシュークルート(choucroute cuite) を普通は買うんだと思います。
ジンの香り付けで有名なジュニパーベリーを入れて。
南のガリッグで採った野生のジュニパーベリー、古いですがシュークルートには欠かせない。でも他に何に使うのかわからない...。
クミンは省略。
煮込んだシュークルートに、じゃがいもを入れて煮る。塩漬け肉もあればこのタイミングで。じゃがいもが半分柔らかくなってきたら、ソーセージ類を入れる。じゃがいもが柔らかくなるまで煮込む。
いつもは塩漬け肉を入れるのですが、今回じゃがいも、ウインナー、ガーリックソーセージ、ハムのみ。
手作りシュークルートがメインなんで。
手作りは キャベツの味がちゃんとして、やはり美味しい。
食事には これまたアルザスの白ワイン、リースリングで。
壺が空いたらまた漬けてで、冬場に3回くらい食べられたらいいでしょうか。
1月は おまけに 猫のマルコ 失踪の巻。
キンキンに冷えたある夜(満月だったかな?)から 帰って来ず もう3週間(泣)
可愛い子が見つかって幸せにしているならいいけれど。
この零下日の後、大雨と厳しい中、無事であることを祈ってます。
さあ水も引きはじめて2月が始まりましたが、そこらじゅう飽和状態なので、もう雨は当分降らないように...。
by atelier-cuisine
| 2025-02-02 20:54
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