2014年 03月 15日
かなり近くなった バルセロナ |
ここモンペリエ付近に引っ越す前から、バルセロナに近くなるなーっと行ったこともないのに小躍りしてましたが、やはり近かった。
ここから高速で3時間。パリからノルマンディーに行くのとほぼ同じと考えるとちかーい。
フランスに住んで長くなるけど、バルセロナは初めて。
というか、いつか行くだろう、と気長に考えているからでしょうか?メジャーなヨーロッパの都市でまだ行ったことがない所、結構あります。
今回は3泊4日、スペインでも大西洋側に住んでいる日本人とスペイン人カップルとバルセロナで再会するのが一番の目的でした。4年半ぶりの再会です。
チビさんたち+アート関係に疎いオットー付きだったのでモデルニスムの建築や美術館はまた次回。
でもちょっぴり観光も、と引越ししてからそのままのダンボールをごそごそ探したけれど、地球の歩き方、スペインは見つからず。
でもミロなんて子供たちも親しみやすいだろなーと思ってモンジュィックの丘に登ってみると、月曜日で閉館でした。〔涙〕
待ち合わせ場所のピカソ美術館も長蛇の列で、まだ本格的シーズンでないのにスゴイ人でした。〔なのでピカソも次回に。〕
グエル公園と食いしん坊一家なので、市場は押さえときましたが。
でもガイドも地図も持たずにそぞろに歩いても楽しい街です。
とても瀟洒なアールヌーボーの館が並んでいるかと思えば、薄暗い細い小道に出会ったり、そのコントラストがとても印象的でした。
偶然にゴシック地区でカーニバルのパレードに出くわしました。
お友達夫妻は私たち食いしん坊一家をゴシック地区のバスクのタパス〔ピンチョス〕バーに案内してくれました。
ピンチョスは楊枝のようなスティックがささっており、お勘定はその残ったスティックを数えて払います。日本の昔の焼鳥屋のようですね。フランスでも流行らないかしら?でも皆 素直に食べた分を申告しなそうで無理かも。〔失笑〕バルセロナでも何件もあり、普通のタパスに飽きたら行ってみるといいかも知れません。〔写真はピンボケなのでなし。〕
あとはショコラに浸したアツアツのチュロス。フランスの公園のスタンドでよく見るような、砂糖をこれでもかっとまぶした生暖かいものと違い、生地は少し塩味がきいていて、ショコラの甘みと微妙にマッチしておりました。海風が冷たい時期に食べると温まっていいですね。
ミロ美術館はあいにく閉まってましたので、〔なにしろガイドなし、下調べなしなもんで〕モンジュイックの丘のてっぺんまで登り、城砦を見学。
とても簡素な見張り台から見える風景が売りというような城壁でしょうか?でも いま偶然にかつてベストセラーになった〔というのも知らずに購入〕カルロス ルイス サフォン の小説を読んでいるのですが、「風の影」をはじめ、4部作で構成されている大河ロマン〔?〕「忘れられた本の墓場」シリーズのうちの第3巻目〔仏題だとLe prisonnier du ciel〕から読んでしまったので、フランコ体制下のモンジュイックの城砦が刑務所として使われていた時の描写がたくさん。そんなことを考えながら見学したので、私にはなんだか薄気味が悪かった。
優雅な港からは死角で見えないのですが、バルセロナの違った一面です。またスゴイ コントラストに驚き。
なにしろたくさん歩きましたからね。カフェの下がロープーウエイの発着所になってます。
缶詰状態でどんな眺めが見られるのか?ちょっと疑問ですが。
最終日にはサグラダ ファミリアに。
お友達カップルと会った後、サグラダ ファミリアは行ったほうがいいとお勧めされ、タクシーを拾って行ったのだけど、30分後に閉館ということでスーベニアショップに行きました。そこでサグラダファミリアの内部の写真を見ていたら、どうしても見学したくなり、最終日にもう一度寄ることになりました。
午前中 すでに1時間待ちの長蛇の列。途中オットーにコーヒーを買ってきてもらい、後ろのフランス人ママが子供たちにガイドの説明を読んでいるのを、耳をそばだてて聞いたりしているうちに時間がたちました。ファーストフードのコーヒーは期待してなかったけれど、結構美味しかった。スペインのコーヒーはあたりはずれがなく、それなりに美味しい。フランスだと特にファーストフード系のコーヒーなんて飲めたものでないけれど。
とても観光中の観光のイメージでありましたが、これは見る価値があります。世界広しといえども、やはりこれは唯一のもの。ここでしか見れません。
とくに教会なのに、高さに圧巻。装飾も植物や自然系のモチーフで完全に私好みでした。
最後は博物館のようになっており、教会の歴史工事の過程、模型、ガウディーの生涯とその時代背景、インスピレーションなどなど とても興味深いですよ。 また20年後ぐらいに訪れたいものです。その時は完成されているのか?非常に微妙です。
生ハムも種類が豊富。値段もピンからキリまで。
ランブラス通り沿いやボケリア市場は観光客むけに高く設定しているから、サグラダファミリア付近の地元客がたくさんいたお店でいろんな種類の生ハムを買いました。ただみんなおしゃべりがスゴイので待ち時間も長かったです。
フランス菓子の影響かマカロンなども豊富。
クロワッサンやバゲッドもあるし、スペインでもフランスの香りがほんのりします。
ボケリア市場は月曜日だったので、ほとんどの魚屋さんは閉まっていました。
〔日曜日は漁師さんのお休みの日ですから。〕
でも2件のスタンドだけでも魚の種類の豊富なこと。安いこと。新鮮なこと。
私の町の魚直売スタンドより安いかも。
かなり観光化してますが、こんな市場がオペラ劇場の側にあるなんて信じられません。
そして感激したのは公園が多いこと。夏の暑い日の木陰になる木もたくさんある。外にいるのが好きなスペイン人だから公園は生活にとって重要なのでしょうね。フランスも都市計画の際、参考にして欲しいものです。
期待を裏切らず、また繰り返し行きたくなる街でした。
by atelier-cuisine
| 2014-03-15 01:56
| うみ