2012年 03月 04日
チリコンカンではなくチリシンカン chili sin carné |
今回はメキシコ料理といえばこれ。日本ではチリコンカンといいますね。
コンはスペイン語ですが、英語でいったらwith、カン→カルネは肉なんで肉入り豆。
でもウチは肉なし豆なんでチリシンカンというんでしょうか?〔ちなみにシンはwithout〕
ずっと前、お友達の家で持ち寄りパーティーがあったのですが、アメリカ人のビーガン〔菜食主義者〕の人がいたので、みんな頭を悩ませました。
私は梅干と昆布のオニギリとしょうが入りのインゲンサラダ、豆腐とトマトのもサラダ+にんにくタップリ韓国風ソースで楽勝でしたが、普段作り慣れてない人たちはどうしようかあ!とかなり悩んでいました。
ところが肝心の彼女は当日来れなくなり、作っておいたチリシンカルネをそれでも律儀に持ってきて、そして帰っていきました。
〔欠席理由はだんなさんが突然病気になってしまったので。〕
その後 彼女抜きの試食会とあいなりましたが、目からウロコ。
なんと肉なしで美味しいものか!!!!
この料理はただでさえ豆とチーズでお腹にグッとくるので、肉も入っていると胃にもたれがちだったのですが、肉なしだと豆自体の味がよくでているし、なんだかカラダも喜んでいるしで、ウチはそれから肉なしです。
アメリカ人の彼女にレシピを聞いたんだけども、いつも適当で分からないというので、実験を重ねて同じものというよりウチの味ができました。キーパーソンはセロリさん。お肉がないので単調になりがちのところ、セロリさんが味に奥行きを与えてくれます。
これはセロリアク〔céleri rave〕。 なんだか「ゲゲゲの...」とか「百鬼夜行抄」にでてきそうですねえ。〔妖怪チックに見えるんですが...。〕
材料 ウチは大量に作って冷凍しますんで、4人分ならこの1/3-1/2で十分かと思います。
キドニービーンズ 500g フランスだとビオの店で気軽に買えます。
玉ねぎ 大1 1/2 小さく切る
にんじん 1本 すりおろす
赤ピーマン フランスサイズ 2個 ちなみに日本サイズだと4.5個かしら。 小さく切る。
セロリアク 1/4個 なければセロリ3本 皮をむいて小さく切る。
粒コーンの缶詰 300g缶 1缶
トマトの缶詰 400g缶 3缶 冬はトマトの味も栄養も夏より減りますから缶詰を増やします。
トマト 3.4個 夏ならトマトをふやして、缶を減らします。 小さく切る。
パプリカ 大3
クミン 大2
シナモン 大1
カイエンペッパー 中1 なければ構いません。
ローリエ 3枚
タイム 適量
オレガノ 適量 なければ構いません。
塩 大3 ウチはゲランドの天然塩使用。
こしょう 少々
好みでトマトケチャップ 適量
油 大4
作り方
キドニービーンズは前日タップリの水につけておく 豆にもよりますが12時間くらい。
そのあと流水で洗って水を切っておく。〔フランスではつけ水にbicarbonatを少々入れるとガスがたまりにくいといわれてますが。〕
1 熱した大きな鍋に油を入れて、小さく切ったたまねぎを弱火でいためる。
2 玉ねぎが透明になったら、すったニンジンと小さく切ったセロリ〔アク〕、赤ピーマンをいれいためる。
3 小さく切ったトマト、塩、こしょうをいれ、さらにいためる。
4 キドニービーンズをいれた後、水をひたひたになるまで入れる。
5 スパイス〔パプリカ、クミン、シナモン、カイエンペッパー〕、ハーブ〔ローリエ、タイム、オレガノ〕をいれて弱火でゆっくり煮込む。〔だいたい1時間。豆にもよります。アクは基本的にとる必要は無いのですが、気になる方はとってください。〕豆が軟らかくなったらオッケー。煮込みの終盤にコーンを入れ、好みでトマトケチャップを適量入れ、味を調節する。
〔時間があれば休ませて、次の日にもう一回ぐつぐつ煮るといいです。〕
豆が硬いようであれば、水を加えてさらに煮込む。だいたいミートソースのようになるまで煮込んでください。
煮込むのは結構時間がかかります。しかもお豆をつけないといけないので、時間があるときに気長にことこと煮てください。せっかく時間かけるのだから、私は一度にたくさん作ります。
豆の風味と歯ごたえを最大限生かしたいので、缶詰めは残念ながらお勧めできません。
食べる時はトルティーヤ〔とうもろこし粉で作る手作りトルティーヤのレシピはまた今度。〕にチリシンカンをのせて、上におろしたエメンタールチーズとヤギのチーズ=frommage frais au lait de chèvre 〔なければ酸味のあるチーズで代用。〕をのせてイタダキマス。
酸味が程よいヤギチーズ
辛いもの好きにはタバスコは欠かせません。左のはハバネロソースといって、普通のタバスコより辛い、辛い!!!!! 箱もファイヤーしてますね。イギリスに住んでいるお友達が我々がイギリスでお世話になっている時、一目惚れしたのを覚えてくれていて送ってくれました。〔フランスでは見たことありません。〕ありがとね!
レシピブログに参加しています。
コンはスペイン語ですが、英語でいったらwith、カン→カルネは肉なんで肉入り豆。
でもウチは肉なし豆なんでチリシンカンというんでしょうか?〔ちなみにシンはwithout〕
ずっと前、お友達の家で持ち寄りパーティーがあったのですが、アメリカ人のビーガン〔菜食主義者〕の人がいたので、みんな頭を悩ませました。
私は梅干と昆布のオニギリとしょうが入りのインゲンサラダ、豆腐とトマトのもサラダ+にんにくタップリ韓国風ソースで楽勝でしたが、普段作り慣れてない人たちはどうしようかあ!とかなり悩んでいました。
ところが肝心の彼女は当日来れなくなり、作っておいたチリシンカルネをそれでも律儀に持ってきて、そして帰っていきました。
〔欠席理由はだんなさんが突然病気になってしまったので。〕
その後 彼女抜きの試食会とあいなりましたが、目からウロコ。
なんと肉なしで美味しいものか!!!!
この料理はただでさえ豆とチーズでお腹にグッとくるので、肉も入っていると胃にもたれがちだったのですが、肉なしだと豆自体の味がよくでているし、なんだかカラダも喜んでいるしで、ウチはそれから肉なしです。
アメリカ人の彼女にレシピを聞いたんだけども、いつも適当で分からないというので、実験を重ねて同じものというよりウチの味ができました。キーパーソンはセロリさん。お肉がないので単調になりがちのところ、セロリさんが味に奥行きを与えてくれます。
これはセロリアク〔céleri rave〕。 なんだか「ゲゲゲの...」とか「百鬼夜行抄」にでてきそうですねえ。〔妖怪チックに見えるんですが...。〕
材料 ウチは大量に作って冷凍しますんで、4人分ならこの1/3-1/2で十分かと思います。
キドニービーンズ 500g フランスだとビオの店で気軽に買えます。
玉ねぎ 大1 1/2 小さく切る
にんじん 1本 すりおろす
赤ピーマン フランスサイズ 2個 ちなみに日本サイズだと4.5個かしら。 小さく切る。
セロリアク 1/4個 なければセロリ3本 皮をむいて小さく切る。
粒コーンの缶詰 300g缶 1缶
トマトの缶詰 400g缶 3缶 冬はトマトの味も栄養も夏より減りますから缶詰を増やします。
トマト 3.4個 夏ならトマトをふやして、缶を減らします。 小さく切る。
パプリカ 大3
クミン 大2
シナモン 大1
カイエンペッパー 中1 なければ構いません。
ローリエ 3枚
タイム 適量
オレガノ 適量 なければ構いません。
塩 大3 ウチはゲランドの天然塩使用。
こしょう 少々
好みでトマトケチャップ 適量
油 大4
作り方
キドニービーンズは前日タップリの水につけておく 豆にもよりますが12時間くらい。
そのあと流水で洗って水を切っておく。〔フランスではつけ水にbicarbonatを少々入れるとガスがたまりにくいといわれてますが。〕
1 熱した大きな鍋に油を入れて、小さく切ったたまねぎを弱火でいためる。
2 玉ねぎが透明になったら、すったニンジンと小さく切ったセロリ〔アク〕、赤ピーマンをいれいためる。
3 小さく切ったトマト、塩、こしょうをいれ、さらにいためる。
4 キドニービーンズをいれた後、水をひたひたになるまで入れる。
5 スパイス〔パプリカ、クミン、シナモン、カイエンペッパー〕、ハーブ〔ローリエ、タイム、オレガノ〕をいれて弱火でゆっくり煮込む。〔だいたい1時間。豆にもよります。アクは基本的にとる必要は無いのですが、気になる方はとってください。〕豆が軟らかくなったらオッケー。煮込みの終盤にコーンを入れ、好みでトマトケチャップを適量入れ、味を調節する。
〔時間があれば休ませて、次の日にもう一回ぐつぐつ煮るといいです。〕
豆が硬いようであれば、水を加えてさらに煮込む。だいたいミートソースのようになるまで煮込んでください。
煮込むのは結構時間がかかります。しかもお豆をつけないといけないので、時間があるときに気長にことこと煮てください。せっかく時間かけるのだから、私は一度にたくさん作ります。
豆の風味と歯ごたえを最大限生かしたいので、缶詰めは残念ながらお勧めできません。
食べる時はトルティーヤ〔とうもろこし粉で作る手作りトルティーヤのレシピはまた今度。〕にチリシンカンをのせて、上におろしたエメンタールチーズとヤギのチーズ=frommage frais au lait de chèvre 〔なければ酸味のあるチーズで代用。〕をのせてイタダキマス。
酸味が程よいヤギチーズ
辛いもの好きにはタバスコは欠かせません。左のはハバネロソースといって、普通のタバスコより辛い、辛い!!!!! 箱もファイヤーしてますね。イギリスに住んでいるお友達が我々がイギリスでお世話になっている時、一目惚れしたのを覚えてくれていて送ってくれました。〔フランスでは見たことありません。〕ありがとね!
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by atelier-cuisine
| 2012-03-04 07:45
| お料理レシピ